2018年9月29日土曜日

【第504回】Hedgehog Diaries 2018年9月12日



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こんばんは、BAYFM Hedgehog Diaries、細美武士です。今週は海浜幕張にあります、BAYFMから生放送でお送りします。

この度9月6日木曜日午前3時7分頃に発生した北海道胆振東部地震の被害において亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された方に心よりお見舞い申し上げます。

自然災害がずっと続いているので、とにかく日本中、手に手を取り合っていければいいなと思っております。









まずは、メール一通紹介しましょう。“あきな”からいただきました。

『細美さん、こんばんは。“あきな”です。いつも楽しく聴いています。先週のエルレのメンバーとの食事はどうでしたか?もし良かったら教えてください。』


それはブログに書いた通りで、この“あきな”のメールには続きがあって、


『読まなくても大丈夫です。』

って書いてあるんだけど、


『今日で28歳になりましたが、災害も多い中で色々と身近で考えることもありますね。西日本豪雨や、台風、北海道大型地震などの災害によって被災された方々へ募金活動など今自分にできることをしっかりやりたいと思います。あと、14日に自分たちの結婚式があって、私の母に手紙を読む時間もあります。そこでは、the HIATUSを流そうと思っていて、その時に細美さんが作る音楽に支えられたお話もしたいと思ってます。感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。』


といただきました。ありがとう。


もう10年くらい“あきな”はこの番組にメールくれてるんですが、割と周りの人がこう、感情的になっちゃうようなシチュエーションのときでも、常に柔らかいテンションでメールをくれてて、いつもメール読むと少し、なんか気が楽になるというか、助けられる思いがしてました。結婚おめでとう。これからもよろしくお願いします。



まずは、一曲聴いてください。

Juice World
Lucid Dreams




さて、メール紹介していきましょう。


“めぐみ”からいただきました。


『細美さん、こんばんは。私は大阪市に住んでいます。先日の台風は風が強くて、窓の外はゴミやタオルが舞っていて、看板や屋根は外れかけていて、初めて台風を怖いと思いました。翌日の街は、信号は止まり、停電も続いていて、木は根っこから抜けて倒れているなど、対風雨のすごさを実感させるものでした。



お恥ずかしい話ですが、これまで防災グッズなど、準備できていませんでしたので、まず自分の身を自分で守る。今から準備しても遅くはないと思って準備を始めているところです。たくさんの被災地に行かれている細美さんは何か防災グッズを用意されていますか?これがあればいいというものがあれば教えてください。』


といただきました。


いやー、お恥ずかしい話ですね。懐中電灯と缶詰とカップラーメンとお水ぐらいですかね。缶詰とか、カップラーメンって意外とちょこちょこ見ていないと賞味期限が切れちゃうんですよね。なので、一回買って安心しがちなところがまだダメだなと思います。思っているところです。はい。



さぁ、もう一通いきましょう。


“ちよこ”からいただきました。


『細美さん、こんばんは。“ちよこ“です。先週のラジオで芋野球の話を聞いていて、ふと思い出して、どうしても気になったのでメールしました。数年前の芋野球の時に、四番ファースト細美と選手紹介のアナウンスがあった瞬間に物凄い黄色い歓声が上がったのを見た箭内さんが「細美人気すごいなぁ、これは是非ともCMに。」と言っていたという話をSNSだったか、出どころは忘れてしまいましたが、聞いた覚えがあります。



あれからシーチキン兄弟のオファーはあったのでしょうか?もし漁師姿のTOSHI-LOWさんと細美さんがシーチキンの歌を歌っていたらと想像するだけで面白いです。裏話などあればぜひ、教えてください。』



といただきました。ありがとう。



芋野球、今回まぁ芋煮会の初日、大雨でちょっと野球の試合できなくて、ホームラン大会みたいなやつ、ルールがよくわからなかったんですけど、2ストライクでアウトになっちゃうし、フォアボールでもアウトっていう、まぁとにかく何でも良いから振りに行けっていうルールだった中、まぁ雨の中ホームラン大会をやって、全然打てませんでしたっていう残念な結果だったんですけど。



これね、そもそも箭内さんが本当に言ったのかどうか分かんないので、何とも答えようがないんですけど、まぁ多分お願いされても絶対出ないですね。あのー、なんていうんだろうな。テレビCMとか、本当に多分無理ですね、俺は。緊張しちゃうっていうかな、ちゃんとできる気がしないので、でないですね。はい。




もう一通いきましょう。



『細もさん、こんばんは。”さら“です。朝晩は半袖だと、涼しくなってきましたね。私は四季の中で夏が一番好きなので、今の時期がとっても嫌いだし、憂鬱です。夏が終わることの喪失感からか、無性に寂しくなり、早く秋終われと毎年願ってます。細美さんも以前、夏が好きだとおっしゃっていましたが、秋はお好きですか?夏が好きな人は、みんなこの時期が嫌いなんじゃないかと思ってるのですが、細美さんは毎年秋はどう過ごされていますか?憂鬱にならず、楽しく秋を過ごせる方法などあれば、ぜひ教えてください。』



といただきました。ありがとう、”さら“。



秋を楽しく過ごせる方法、俺自身はあるんですけど、秋に入ってからじゃ遅いんですよ。もう夏って後ろ髪がなくて、前髪しかないので、もうこっちに夏が向かってくる瞬間から捕まえて、6月の末ぐらいから、もう夏って決めてめっちゃ遊ぶ。海も行けるだけ行くし、キャンプとかもして、外で遊んで花火して、でもう十分今年の夏楽しんだなって思うと秋を凄い気持ち良く迎えられますね。はい。今年はめっちゃ遊べたんで。その話今日最後のメールでもしたいなぁと思ってるんだけど、良い夏だったなと思っております。




さぁこの辺で、もう一曲聴いてください。

benny blanco, Halsey & Khalid
Eastside





さぁ後半戦もメール紹介していきましょう。


埼玉の”ルーキ“からいただきました。


『僕は埼玉に住む大学1年生のルーキです。細美さんに影響されて、高校に上がってから音楽をやっています。高校3年間バンドをやっていたのですが、卒業してからはバンドはもう動かなくなってしまいました。そこで僕は新しくバンドを立ち上げて、いろんな人に自分が作った音楽を聴いてもらって、自分の実力が知りたくて、今曲作りをしています。



正直、メンバーも僕と友達の2人しか集まってなくて、周りに一緒にやろうって誘ってる途中です。細美さんは曲を作るときのこだわりや、メロディをどうやって生み出していますか?すごく気になります。少し長くなりすいません。いつか絶対対バンしましょう。生意気言ってすいません。それでは失礼します。』


といただきました。ありがとう、”ルーキ“。


うん。そうねー、まぁ俺は下手な鉄砲数打っちゃ当たるなんで、とにかく大量に曲を作って、そうするとごく稀にラッキーであぁこれいいじゃんって自分でも思える曲ができるので、もうとにかく大量に作る。うん。最近統計を取ってみたら、8曲に1曲くらいは人に聞かせても良いかなって思う曲が作れる。だから、調子悪いと、その5倍ぐらいできないときあるから、40曲くらい作っても全然ダメな時はもう終わったかなって思うね。毎回。才能が枯れたのかなみたいなことを思いますけど。



具体的なアドバイスとしてはですね、音楽好きでいないと良い音楽なんて作れないと思っているんで、ただ朝起きて歯磨くだけでも、例えば、部屋の片付けしたりとか、掃除したりとか、お皿洗っている時とかでも、傍に音楽流してると、すごく楽しくなるじゃない。そういう風に音楽と日常的に付き合ってる状況がないと、良い曲なんてできないんじゃないかなって俺はちょっと思いますね。




もう一通いきましょう。


”ゆういち“からいただきました。
高田じゃないよね。笑



『細美さん、こんばんは。”ゆういち“と言います。来月からのthe HIATUS秋ツアー、6年ぶりのホールですが、今回はどのような趣向か、構想はできてきましたか?話せる範囲でよければお聞かせください。個人的には、ジャズ箱ライブの拡大版でたっぷりとアレンジされた楽曲を聞かせてもらえるのではないかと期待しています。果たして、DoomTalking Reptilesは演奏されるのか、一年ぶりのthe HIATUS、すごく久しぶりで、今から楽しみにしております。』


といただきました。ありがとう”ゆういち“。



色々と構想は固めて動き始めているけど、そうですね、やっぱりこう、来て観てもらって「えっ、ちょっと何が始まるんだ?」っていう楽しみをとっておきたいので、何もお話しできることはないですが、Jive Turkey シリーズとは全然違います。はい。





さぁ、もう一通いきましょう。

”しゅんすけ“からいただきました。


『細美さん、こんばんは。初めまして、”しゅんすけ“と申します。ここ一週間ほど、スイスをひとり旅していました。今は帰りの飛行機でこのメッセージを書いています。私のスイス一人旅はthe HIATUSの音楽と共にありました。前半3日間はマッターホルンの街であるセルマットに滞在していました。とても美しい街で、空気も綺麗。街にはお花がたくさん咲いていて、ホテルの庭ではたまにリスを見かけるような、おとぎ話のような世界でした。こんな環境で生まれ育ったら、日本人とは全く違うイマジネーションが湧いてくるんだろうなと思いを馳せて、そんなホテルの庭で朝日に照らされるマッターホルンを見ながら、コーヒーを片手にDeerhoundsShimmerWaiting For The Sunを聴いていました。



何とも言葉では言い表せない幸せな心が満たされるような、そんな感覚になりました。他にもベルンや、ルツェルンなど、旧市街を巡りましたが、いろんなまちの情景や空気と細美さんの音楽、歌声がリンクして、思い出になっています。帰国したらすぐ、芋煮会が待っています。今年で僕は参加するのが4回名なります。細美さんに会えるのを楽しみにしています。細美さんは次に一人旅をするなら、どこにいきたいですか?長文失礼しました。忙しい日々を送られているかと思いますが、お体に気をつけてください。』


といただきました。


考えているけど、まだ決まっていないですね。来年はそろそろ、インド行くかなぁなんて、気分になりかけているところです。



それでは褒めてもらったので、聴いてください。

the HIATUS
Waiting For The Sun





最後に一通メール紹介しましょう。

”まちこ“からいただきました。


『こんばんは、”まちこ“です。最近一人でお酒を飲みに行けるようになりました。私はもう十分なほど、大人なので、できないことではなかったのですが、やって見たら全然平気で楽しめました。もちろん、友達とワイワイ飲むのも好きなんです。私にはその楽しさとは別の自分だけの時間を好きに過ごすことが、今まであまりなかったことに気づきました。それに女一人でバーのカウンターで飲んでいるのって、ちょっとカッコイイななんて思ったりして。細美さんは最近初めて経験したことってありますか?』


といただきました。


そうそう、今年の夏ね。宮城の牡鹿半島にキャンプに行ったわけですよ。震災後、東北大震災の後に仲良くなった家族とまぁ7年経って初めて、それまでライブでは、それこそ何回も何十回も会って、行ってるんだけど、初めてプライベートで休みの日にテントを持って、キャンプしにいきました。そのね、血が繋がってなくても、人は家族になれるんだなと、そんな人たちとキャンプをしたのは生まれて初めてで、家から持ってた、大事にとっておいたウイスキーをみんなで飲みながら、これは本当に何億円出しても買えないぞと、思ったのが、今年の最高の思い出でしたね。はい。その時買ったキャンプセットを持って、今週末からNew Acoustic Campに、本当に夏の終わりだね、さよならをしてこようかなと思っています。



みなさん素敵なメールをたくさんありがとうございました。
来週の分はこの後、収録です。
それじゃあ、みなさんまた来週、さようなら。








FAKE TALES OF CHIBA Z




まずは、今週ネット放送に上がっている番組のオープニング、実は撮り直してます。生放送中では、震災のことについて、話すところでちょっとさすがに噛みすぎたのがあって、自分の恥ずかしいって気持ちも、もちろんなくはないんですけれど、それよりも、被害に遭われた方々にちょっと、失礼だなと思ったので、直させてもらってます。申し訳ありませんでした。



最後に一通メールを紹介しましょう。



『細美さん、こんばんは。初めてメールさせていただきます。札幌の”こうすけ“です。先日、胆振東部地震が起こりました。マグニチュード6.7の大きな地震。僕が住んでいる札幌でも、震度5強、震源地に近い厚真町では震度7と、今までに体験したことのないような地震でした。幸い、家も家族も大きな被害はなかったのですが、北海道全域が停電になってしまい、札幌でも信号さえ点かない異様な状態となっていました。



水道とガスは通っていたので、食べることには困らなかったのですが、やはり、電気がなくなると、何もできないですね。テレビもつかず、電波もないので、情報がはいってこず、連絡も取りづらい状況でした。冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、テレビ、パソコン、携帯電話、外を歩けば、街灯や信号、電車に至るまで、挙げるときりがありませんが、いかに自分たちが日頃、電気に頼っているのかを改めて思い知らされました。



この災害の中でも、大きな混乱もなかったのは、その裏でいろんな人が努力を重ねた結果だと思いました。地震が起こって6日目、余震はまだ少しありますが、電気も通り、もうほとんど普段と変わらない生活ができています。ただ、震源地に近い厚真町や、安平町では大きな爪痕が残っているといいます。北海道でも、北海道外でも、災害のあった全ての地域の一刻も早い復興を祈るとともに、僕もできることから始めようと思います。



細美さんは何か、災害があったときの備えなどはしていますか?北海道、特に札幌の人たちは、災害対策が薄いと思うので、どんな備えをすればいいのか、ぜひ、教えてください。札幌もかなり冷え込むようになってきました。細美さんもお体にお気をつけて、ご自愛ください。長文失礼いたしました。』


といただきました。



そうですね。真冬にこういうことになったら、全道停電とかなったら、どうなってたんだろうと考えると、ちょっと怖いなと思うので、やっぱりたくさん今日いただいた災害関連のメールに目を通すと、札幌はあまり台風とか、地震とか、大きな災害が、そんなに起こってこなかったので、札幌はなぜか大丈夫と思っていたみたいな。



それはもしかしたら、熊本もそうだったかもしれないし、それこそ、岡山の真備とかあの辺もきっとそうだったと思うので、やっぱり今は、日本全体的に災害に対する備えはしていていいのかなと今日番組で俺もその、備えがいかに自分で薄いかを体感したので、あのキャンプ用品とかってすごい流用ができると思うんですよ。



俺が持ってるコールマンのランタンでも、4つの部品で構成されてて、全部外して、バラバラに持ち歩ける。で、単一電池3本でかなり長い時間持つので、ああいうものはやっぱり、あったらいいなぁとキャンプの電気のない状況の生活の中で、何があったらいいのかなって考えながらキャンプとかも行くようになったらいいのかなとちょっと思いました。






災害関連のメールをたくさんいただいたんですが、大阪のね、台風の時で電車が止まった、しょうがないすることないからってホームで宴会を始めた人たちのような強いポジティブさとか、後たくさんいただいたメールの中で、北海道全体が停電になったときに、やっぱ、すごく不安で恐ろしかったけど、ふと、空を見上げると、今まで見たことがなかったような、子供の頃から随分長いこと見てなかったような星空が出ていて、ほんの一瞬不安を忘れられましたみたいな、メールを結構何名かからいただいてて、ああ、やっぱり人間て、強いよなというか、いろんなとこでも、希望を見つけて、自分たちで見つけて、作り出して少しずつ前に進んで行くんだなと思いました。



自分自身も、東北ライブハウス大作戦をやって、それからいろんなとこで災害が起こって、いろんな仲間が日本中で活動する中で、東京は、やっぱり災害がすごい少ないので、ちょっと色々、整理して置かないとなと、頭の中をと思っているところです。これから色々考えて行動していこうと思うので、一つみなさんお知恵を貸してください。よろしくお願いします。





来週分の放送はこの後収録します。

それではみなさんまた来週、さようなら。




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